FXは「円高」でも「円安」でも利益が出せる投資です。

本来 FX は、外国為替相場が、円高局面でも円安局面でも利益が出せる投資です。たとえ為替レートが動かなくても、スワップポイントを得ることができます。

要はどのポジションをとっているかということです。

他の国に比べて、低金利が続く日本では、スワップポイントをもらえることから、外貨の「買い」から入ることが多いです。特に初心者はそうですね。

外貨を買った場合、円安になると、為替差益とスワップポイントのダブルで儲かります。為替相場が動かなくても、金利調整分のスワップポイントは儲けることができます。

このポジションで損をするのは、円高による為替差損が、スワップポイント分の蓄積を上回った時だけです。

以下の場合で考えてみましょう。計算を簡単にするため、取引手数料やスプレッドは省きます。
・為替レート「1ドル=100円」
・ポジション 1万ドル買い
・レバレッジ 10倍
・証拠金額 10万円
・スワップポイント 80円/日

100日間持ち続ければ、8,000円のスワップポイントがもらえます。
80円/日 × 100日 = 8,000円

でも為替レートが「1ドル=99円」の円高に動くと、1万円の為替差損が発生します。
-1円 × 10,000 = -10,000円

このポジションの損益分岐点は、「1ドル=99.20円」になります。
80円/日 × 100日 = 8,000円 (スワップポイント)
-0.8円 × 10,000 = -8,000円 (為替差損)
8,000円 + -8,000円 = 0円 (合計)

つまりある程度の期間、外貨を持っている場合は、スワップポイントが積み重なるので、わずかな円高ならマイナスにならないことになります。

為替レートが円安に動けば、為替差益とスワップポイントのダブルで儲かります。

逆にFXでは、外貨の「売り」から入ることもできます。外貨を売った場合、スワップポイントを支払う立場になるので、心理的に抵抗があるようです。

以下の場合で考えてみましょう。
・為替レート「1ドル=100円」
・ポジション 1万ドル売り
・レバレッジ 10倍
・証拠金額 10万円
・スワップポイント -80円/日

100日間持ち続ければ、-8,000円のスワップポイントを支払うことになります。
-80円/日 × 100日 = -8,000円

為替レートが「1ドル=99.20円」の円高に動いて、やっとプラスマイナスゼロになります。
0.8円 × 10,000 = 8,000円 (為替差益)
-80円/日 × 100日 = -8,000円 (スワップポイントの支払い)
8,000円 + -8,000円 = 0円 (合計)

「売り」のポジションで利益が出るのは、為替差益がスワップポイントの支払額を上回った時だけです。したがって、利益が出る条件が、少し厳しいことがわかります。

予想とは逆に、為替レートが円安に動くと、為替差損とスワップポイントのダブルで損します。

以上のような理由から、金利が低い場合は、外貨の「買い」から入る人が多いのです。

でも「買い」だけだと、円高局面では利益が出せません。急激な円高では外貨の「売り」から入る決断も必要です。

短期間だと、スワップポイントの支払いは少ないので、外貨の「売り」は有効な投資手段です。

数日で 1円以上も円高に動く局面なら、スワップポイントは考えなくてよいと思います。為替差益のほうが、スワップポイントより、はるかに大きいのですから。

1万ドル売りで、一日で 1円の円高になれば、1万円儲かりますが、スワップポイントの支払いは、たった 80円で済みます。10日でも 800円です。

また将来、日本のほうが高金利になったら、外貨の「売り」から入ったほうが、スワップポイントをもらえる立場になります。ちょうど今の外国人はそのような視点で相場を見ています。

FXでは、何も低金利な日本が有利というわけではなく、「買い」と「売り」のポジションを使い分けることで、金利や外国為替相場がどう動いても、利益を得るチャンスはあるのです。

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